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なかなか忙しくて
本を借りてきても読みきれないことが多かった。
で
ここ2週間ほどは
ちょっと余裕が出てきたので
だいぶ欲求が満たされましたvv
赤い夢の迷宮/勇嶺薫
出版社 / 著者からの内容紹介
小学生だったあの頃、仲良し7人組のぼくらは「世の中には、やっていいことと、やっておもしろいことがある」と語る不思議な男・OGに心惹かれていた。だが「お化け屋敷」と呼ばれる彼の館で起きたある事件をきっかけに彼とは疎遠に。それから25年、大人になったぼくらは突如 OGに招かれ、再びあの館へ。しかし、そこで待ち受けていたのは悪夢のような殺人事件だった。
「はやみねかおる」名義の本は何冊か読んだことがあって
結構好きなんだけど
児童文学なんだよね。
で
今回は大人向けっていうことで 漢字名義で発表したみたいです。
途中まではなかなか入り込めなかったんだけど
でも
いちお 最後まで一気に読みました。
がっ。
ラストがちょっと納得いかーん

理屈が通れば人を殺してもいいのか、って言われそうだけど
理屈が通らない人には当然
どんなことがあっても 人を殺して欲しくないです。
快楽殺人とか。
自分のため。
趣味のためなんて 本気で納得できないんすけど・・・。
ちゃんと つかまって終わってほしかったな・・・。
この先 続きがあって
いつか つかまってくれるのならば まだ いいんだけど。
刹那の魔女の冒険/関田涙
内容(「BOOK」データベースより)
雪の別荘での死体移動の謎!奇妙な時計塔の中で殺人犯が消えた謎!学園祭のお化け屋敷内で起きた殺人事件の、誰もが思いも寄らなかった驚異のトリック!さらに虚構と現実が交錯し導かれる衝撃のラスト。全く異なる二通りの読み方ができるという仕掛けもあり。おまけに“名前当てパズル”も付いてます。
初めて読んだんだけど。
AとBと二通りの読み方ができるっていうところに惹かれて。
とりあえず
Aは最初から ぶ厚い本を読み進めなければならなかったので
その後Bの途中途中を読むのもなぁと思って
まずはBの読み方から読みました。
・・・そこでやめておけばよかった(ぇ)
ダメだぁー。
あたしは メタミステリとか やっぱ 好きじゃない。
大好きなはずの鯨統一郎さんの「ミステリアス学園」とかも
そうなんだよねぇー。
何?って。
作中人物が作中人物たる事実を知っていたら
そんなん なんでもできるやん。
犯人は読者です、とか。
犯人は作者です、とか
いやぁー

そういう意味で
Bだけ読んでいたら
フツーに密室謎解きなので
おもしろいなぁと思ったの。
で
調子に乗って全貌を知ろうとAの読み方をしたことが敗因だわ・・・。
くぅぅ。
若者殺しの時代/堀井憲一郎
内容(「BOOK」データベースより)
クリスマスが恋人たちのものになったのは1983年からだ。そしてそれは同時に、若者から金をまきあげようと、日本の社会が動きだす時期でもある。「若者」というカテゴリーを社会が認め、そこに資本を投じ、その資本を回収するために「若者はこうすべきだ」という情報を流し、若い人の行動を誘導しはじめる時期なのである。若い人たちにとって、大きな曲がり角が1983年にあった―80年代に謎あり!ずんずん調べてつきとめた。
講談社現代新書。
わりと好き。
サクっと読める本多いから。
ミステリ2冊の後でこのタイトルですけど
別にミステリではありませぬ。
あたしも当事者だったはずなのに
単位が「来る」ことに激しく疑問を感じました。
ビックリ。
何それ?って。
こんな田舎の大学じゃ
単位はまだ「来る」ものではなくて「取る」ものだったんだけど
・・・あたしが気づかなかっただけ???
今度後輩に聞いてみよっかな(苦笑)
とはいえ
自分にリアルタイムでひっかかるのって
そのくらいで
後は
「へぇ~昔はそうだったのかー」って感じで
80年代~90年代の時代背景をおもしろく読みました。
あとがきで文体について語っていたけど
あたしは別に気にもならず読みやすかったです。
あとは~
短編集をちょこちょこ読んではいたんだけど
まぁ それは別にホントに 時間つぶしって感じなので
ここに残すことでもないや(ぇ)
今は
創元クライム・クラブの中の
「吹雪の山荘」を半分くらい読み終えたところ。
また再び長編が読めるようになってきた。
うれしいなり。
やっぱさー
長編は長編でいいんだよね。
こう ダイナミックな仕掛けとかができるじゃん?
短編の ぎゅって凝縮された感も好きだけどー。
最後の最後に えぇっ?って感じで
良い裏切りが待ってる長編は大好き。
しかも
これはけっこう好きなリレー小説。
なかなかないんだよねー。
しかもしかも
有栖川さんは書いてないんだけど
でも
有栖川有栖が出てくる(笑)
かなり登場頻度が高いし。
もう
このタイトルと
リレー形式と
アリスが出てくるだけで
かなり期待大なんだけど
半分読んで 続きが超気になるところっす。
首なし女装死体は誰なんだー???
首なし・・・
お昼まで読んでた「刹那の~」も首なし(というか首切り)死体だった。
ので
ぶっちゃけちょっと満腹感なんだけど
でもそれよりも
続きが気になるからやめられないや。
仕方なく本屋をぷらぷらして出会いました。
一時期はこんな本ばっか読んでたけど
最近は あらかた借り終えてしまっていたので
また 新たな気持ちで文庫化されたものを
買ってみました。
90年代前後に起こった18の事件現場に行き
写真を撮り 現場の様子をつづったもの。
「東電OL殺人事件」とか
「綾瀬女子高生コンクリート詰め事件」
「世田谷一家殺害事件」など
一つ一つの事件それぞれのルポ本を読んだものじゃなくても
18の事件どれもこれもが
「あぁ そんなことあったな」って 思い出せるくらい記憶にあって
それは
たぶん 事件の特異性とか残虐性とか
一言で言えば衝撃を受けたものばっかりだったっていうことだと思うんだけど
今も その場所は ちゃんと 存在していて
(建物が取り壊されている等はあるけれど)
その場所で
そのときも 今も 生活している人がいて
事件が
解決していても未解決でも
きっと 忘れられない人は いて
でも
東京駅構内とか
渋谷の街中とか
池袋の雑踏の中とか
そんな
人が絶えず行き来する場所においては
事件そのものをイメージさせるものは
何一つ残っていなくて
事件の当事者でもなければ
忘れていくからこそ
生きていられるのかもしれないけれど
時には こうして 思い出すことも必要なのかなぁって
ちょっと 思ったりも する。
じゃなきゃ
痛くて
せつなくて
悲しくて
そんな事件ばっかり。
久しぶりに爪も塗らず
土曜日なんて化粧もせず
ただひたすらぐうたらと・・・
本を読んで現実逃避をしておりました。
っていうほど 何が辛いわけでもないんだけど。
なんだか 毎日 あわただしくて。
毎週毎週、早く休みにならないかと待ち遠しい。
けど
明日からは土曜日まで 久々の6連勤なので
うん。がんばろぉ。
で。
無事に北森鴻氏の「触身仏」を読み終えまして。
タイトルどおりやっぱり即身仏が出てきてちょっとドキドキ・・・。
一部の同僚からは すっかり「ミイラ好き」としてネタにされるけど
だって
・・・好きなんだもん(笑)
あといろいろ読んだんだけど
この3冊くらいが ちょっと手ごたえありな感じ。
まずは
なんだかんだ言いつつ好きなんじゃん
と 自分ツッコミを入れたくなる
石持浅海 「Rのつく月には気をつけよう」。
内容(「MARC」データベースより)
湯浅夏美と長江高明、熊井渚は大学時代からの呑み仲間。毎回誰かが連れてくるゲストは、定番の飲み会にアクセントをつける格好のネタ元だ。酔いもまわったところで盛り上がるのは恋愛話で-。小粋なミステリー連作短編集。
表題作は 前に読んだことあるので飛ばして(をい)
以後、連作になっているので 最後まで。
時間が有り余るほどある週末なので
毎晩一話なんてことは言っていられませぬ。
日常の何気ないことから 謎を解いていく長江さんが素敵でした。
なのに 最後に結婚しちゃってショック(違)
淡々と謎を解くところとか
火村センセーと同じにおいを感じるなぁ~。
あぁー。
素敵です。
たぶん蓮丈那智も同じ感じなんだけど
女の人だから 怖く感じる。
偏見かしら??
なんか これを読んでいたら
ガチガチの複線ありの長編が読みたくなってきた。
「扉は閉ざされたまま」みたいなやつー。
でも
長編が読みたくなると思っていなかったので
もちろん借りてくるはずがなく
これまた短編連作。
奥田英朗 「町長選挙」
内容(「BOOK」データベースより)
伊良部、離島に赴任する。そこは町長選挙の真っ最中で…。「物事、死人が出なきゃ成功なのだ」直木賞受賞作『空中ブランコ』から2年。トンデモ精神科医の暴走ぶり健在。
今更ながら町長選挙。
世間を騒がせていたあの騒動やあの人をモデルにしているので
今読むと そんなこともあったねぇー的に読めて
おもしろさが倍増な感じ。
実は 一作目はボロ泣きしちゃったー、最後のところ・・・。
いかん。
やられました。
弱いのだよ、あーゆー展開は。
その後のすべての作品は別に泣き所はなかったけどね。
軽く読めるので好き。
柴崎友香
「ガールズファイル」
-27人のはたらく女の子たちの報告書
サブタイトル通り関西で女の子にインタビュー。
「はたらく女の子」なので 話題は仕事のことと
でも
やっぱり欠かせないのが恋愛のこと。
26人分のインタビューをもとにした記事と
あと一人はショートストーリーにして13話。
あたしと同じ職業の人はいなかったけど
その分
ほかのいろいろな職業のことが少し見えたり
ほかの人たちがどんなことを考えて日々生きているのかが
少し垣間見えた感じ。
こーゆーのを読んで
みんな
何を思うのかなぁ?
何を目的に読むのかなぁ?
インタビューから 柴崎さんは
「わたしもがんばらなくちゃ」的なこととか
励まされたことを感じている部分もあったけれど
あたしは そうは 思えなくて
なんか
人生のせつなさとかはかなさを感じるんですけど~・・・(暗)
あぁ、こーやってがんばっている人もいるんだなぁとは思うし
そんなドラマチックなことあるんだぁ、とも思うし
だけど
それぞれに 辛いこともいっぱいあるはずで
人生いろいろだな、と。
雑誌の連載から本になるまでにまた時期があるので
近況報告が最後に追加されていたりするのだけど
インタビュー時に付き合っていた人と別れる人が多いこと多いこと・・・。
もちろん、無事結婚した人もいるけどさ。
仕事やめてたりもするし。
人って 変わっていくんだよね、と思うと
なんか 先が見えなくて 気が遠くなる。
柴崎さんの本は読んだような読んでないような
記憶にない。
青春小説か切ない系を思わせるタイトルなので
ちょっと 敬遠してしまって
結局 読んでないような気がするなぁー。
今回は ノンフィクションで 短編的だったので
あまり考えずに軽い気持ちで借りてみたんだけど。
女の子に触れて なんか 居心地悪いなぁ(笑)
同じ人種とは思わないわ。
あたしはもっと
誰かを信じたり
なにかに夢中になったりしてみないとダメなのかなぁ?
昔は 夢を見すぎるくらい見てた頃もあったのに
別に
彼のせいにするわけじゃないけどやっぱり・・・
あれから 怖くなっちゃったのかな。
誰よりも生きたいと願っていたはずの人が
簡単にいなくなって
あたしは何を信じていったらいいのかわからなくて
ぽっかり開いた穴を埋めることなんてできなくて
また 誰かを失うくらいなら
何も手にしないことのほうが
ずっと
楽に思えた。
そんなこと言ってたらきっと 叱られてしまうけれど。
でも
なんか
最近
もう十分あたしはがんばったんじゃないかと
ときどき ふと思ったりも する。
もう27だよ?
7年も経つんだよ?
一緒にいた時間より はるかに長くなってしまって
だいぶ
落ち着いてきて
でも
なんか
もういいじゃん、て気がしなくも ない。
本当は
もっと
ずいぶん前にいなくなっているはずだったのに。
あとどれだけオトナになったら
あたしは許してもらえるのかなぁ?
年齢とココロは
年々はなれていってしまうのに。
そう思ってしまうあたり
忘れてしまったことも たくさんあるんだろうと 思う。
彼が思い描いていた素敵な大人になれるわけもなく
あたしも
つまらない大人の目線で
ものごとを見なくてはいけないときもたくさんあって。
ちゃんと向き合おうとすればするほど
周りから置いてかれていく気がする。
あのころ
好きだって言ってもらえたあたしは
もう いなくて。
離れていったのは
時間のせいじゃなくて
あたしが変わってしまったからなんだろうなって
そんなことを考えると
後悔しか残らなくて。
・・・ってなことを
なんか
延々と 読んでから 思ってた。
内容(「BOOK」データベースより)
“異端の民俗学者”蓮丈那智。彼女の研究室に一通の調査依頼が届いた。ある寒村で死者が相次いでいるという。それも禍々しい笑いを浮かべた木造りの「面」を、村人が手に入れてから―(表題作)。暗き伝承は時を超えて甦り、封じられた怨念は新たな供物を求めて浮遊する…。那智の端正な顔立ちが妖しさを増す時、怪事件の全貌が明らかになる。本邦初、民俗学ミステリー。全五編。
寝る前に最近毎日一編ずつ読んでます。
ちょうど 日付が変わる前後に読み始めるので
読み終わって 満足して 寝る、みたいな。
時間も時間なのでほどよい眠気もわいてきて かなり良い感じ。
昨日からは シリーズ2冊目の「触身仏」に入った。
まだ何冊か続いているので
しばらく毎晩楽しめる気がする。
民俗学のことはよくわからないけれど
でも 伝説とかそーゆーのは嫌いじゃないので
けっこう楽しい。
でも これを映像で見たらきっと怖いだろうなぁ。
面、てゆーのが・・・。
怖いんだもん。
どうやら 2時間ドラマになったことがあるらしいというのを
さっき知りましたけど(遅)
テレビ見ないからなぁー。
蓮丈先生はクールでミステリアスでちょっとカッコいいけど
でも 苦手なタイプかも、あたしは。
こわくて。
近寄り難いもの。
自分の世界を持っていて
はるか遠くを見ているような人に
何もかもを見透かされそうな気がして。
彼女が助手に対して「ミクニ」って呼ぶ場面は
なんか ものすごーくドキドキするんだけどね・・・。
なぜならMだから・・・???
怖いけど
近寄り難いけど
でも
「はいっ」って 三国みたいに ついていってしまいそう(汗)
東京近郊で連続する誘拐殺人事件。誘拐された子供はみな、身代金の受け渡しの前に銃で殺害されており、その残虐な手口で世間を騒がせていた。そんな中、富樫修は小学六年生の息子・雄介の部屋から被害者の父親の名刺を発見してしまう。息子が誘拐事件に関わりを持っているのではないか?恐るべき疑惑はやがて確信へと変わり…。既存のミステリの枠を超越した、崩壊と再生を描く衝撃の問題
やばい。
2晩続けて夜更かししちゃった

でも終わらず(睡魔に勝てなかったわけでなく自重)
今朝は起きてすぐまた最後まで読み進めました。
そもそも 日付変わってから本を読むのが間違ってるんですけどね・・・
最初に朝とか昼間っから読み始めたらきっと
一気に最後までいっちゃっただろうなぁ、と思った。
そのくらい
やられないとまらない本だったー。
息子があやしい、と思ってから
この先どうするか・・・を考えて
その考え(妄想?)がすごいし
それが真相か?と思いきやまた違って
次の考えが進み・・・
っていうのが繰り返されるんだけど
(なので 一晩ごとに一応区切ることはできました)
じゃあ最後は???
っていうところが
上手いととるか不完全ととるかは 人それぞれなんだろうなぁ。
あたしはやっぱり
あっけなく終わりすぎて ちょっと・・・と思った派なんですが。
できれば続きをお願いします。
最後まで~・・・って感じよ。
でも
最後の考えが 一番まとまっていて好きかなぁ。
どんでん返しの真相は
そこまで話膨らます?って思ったけど。
あの人が警察官、で
逮捕されちゃう、ってなったらよかったのに(違)
あぁ、でも
おもしろかったなり。
やっぱ 敬遠してた本も
ちらっと読んでみないとわからないものね~。
手に取るものの 開いて読むところまでしなかったけど
もっと早く読んでおけばよかったかなぁ。