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*ひとりごと*
素直になれないあたしの ちょっとした 本音

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火村英生に捧げる犯罪/有栖川有栖

hanzai.jpg







新聞の広告欄にデカデカと
作者の写真入りで新刊案内が載っていたので
きゃーーーーって感じで
すぐに買いに行きましたっ。

今年はけっこう有栖川さん本出してくれてるなぁーーー(ぇ)
いや、ホントに。
ありがたいことですぅ。

しかも今回は火村准教授(やはり助教授とゆー肩書きはやめざるをえなかったのね、、、)がタイトルになってるーーー。
短編がいくつも
雑誌掲載されたものとか
サイトに載ったものばっかりなんだけど
あたしは
あえて読まないようにしていたので
どの作品から読もうかなー、ムフフ。
と思いながら 楽しめた。

はーーー。
火村先生素敵すぎる・・・。
アリスになりたい(違)
いや、むしろ婆ちゃんになってスリッパをはいてほしい(をい)
かわいすぎる、、、



最近は
気持ち的に安定しているようで
あまりマイナスな本は選ばなくなってきた。
図書館でうろうろしてると
自分の精神具合がよくわかるわぁーー。
軽く読める本ばっかり選んでいるんだけど
そん中でも
前々からずっと読もう読もうと思っていて
なかなか4月が見つからないから読めなかった
霧舎巧さんの霧舎学園シリーズに手をつけてみた。
ヤング本にカテゴライズされるような表紙と内容なんだけど
霧舎さんの遊び心がいろんなところにちりばめられていて
思ってた以上に好きかも。
地元図書館と職場近くの図書館を駆使して
4月から順調に8月まで読んできたけど
そもそもこれ、まだ完結してないからなー・・・
もうすぐ
ストックがなくなってくる、、、
あと9月と10月で終わっちゃうよー。
早く続きを書いてくださーぃ。
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矛盾

相変わらず
ミステリを読んでる傍らで
ルポものを読んでる。

人が殺される、死んでいくことは
フィクションなのか現実なのか・・・
なーんて
そんなことを考えてるわけではないんだけど。
なんか
矛盾してるなぁ、あたし。

ふと思った。
もしかしたら
死がツクリモノじゃないことを確かめるために
ルポものを読んでるのかもしれない、とか。


でもさー
ツクリモノであってほしいと思うほど
現実は 痛いことばっかりだよ。

まずはさくっとツクリモノとして
蒼井上鷹さんの「出られない五人」を読んで。
だらだらとした長編になんだかちょっとがっかりんこ(誰)
やっぱ
蒼井さんは短編連作に限るかもーーー。


次に読み始めた雨宮処凛さんの「生きさせろ」だったんだけど
読めば読むほど日本てどうなってんだろ?と思って
なんか
ホントに
のほほんと生きてる自分にも疑問が出てきて
途中で投げ出しちゃいました。
もちろんちゃんと続きは読むつもりだけど。
今年になってから処凛さんが出した本も読みたいのに
まだ読めてないなぁー、そういえば。
いかん。
覚悟がいる(苦笑)

そんで
あといろいろ借りたのもあらかた読んでしまっているから
最後まで手をつけてなかった杉山春さんの「ネグレクト」を読み始めて。
これも 途中のキリがいいところで一時中断。
単純に
3歳の子どもを餓死させた親が悪い、っていう問題じゃなくって
なんか
いろんなことがねじれて最悪の事態になっちゃったのかな、とかも思うし
今でこそ
ネグレクトっていう言葉とその意味はだいぶ浸透してきているけれど
この
真奈ちゃんが亡くなった2000年当時は
たぶん
今ほどこの概念が浸透していたわけでもなく
何をもってネグレクトと判断するかも
きっと
微妙なラインで 難しいんだろうな、と思った。

たぶん
物質的
環境的には豊かなはずのこの国で
利益をあげる企業にお金を吸い取られるばっかりの労働者と
そんな労働条件じゃ
生きてくこともままならない家族と
そうして
食べ物もろくに食べられず死んでいく子どもと。


新しい総理大臣はそーゆーことをちゃんと見て
考えてってくれるんですかねー・・・

なんて言ってるあたしも
所詮は守られて恵まれてる人間でしかなくて
なんか
そこに一番矛盾を感じるよ、、、

つづきはこちら

まだ殺してやらない/蒼井上鷹

蒼井さんの長編は初めて読んだと思われる。
短編、連作ものはけっこう好きだったので
借りてみた。


犯人はこの人か?
真相はこれか?
っていろいろ思いながら読んでたのに・・・

違うし!みたいな。

もーーー
いろいろ引っ張った結果
それかぁ・・・。

でも
こーゆー
二転三転して一気に読まなきゃ気がすまなくなる本は好き。

ラスト
Webサイトで衝撃の結末・・・?
と思って見てみたけど・・・
これはどうだろ?

クスリと笑えるのは
読んだあとすぐにサイトで確認できる状態だからであって
たとえば
これが
電車の中で結末を迎えてしまって
家に帰るまで真相がわからなーぃ、とか
引っ張った挙句の結果だったらちょっと。。。かも。
だいたい予想つく結果だし。
まぁ
その過程とゆーか
最後に犯人をそう仕立てるのね、とは思うものの。
でも
「克実はどうなる?」の答えにはなってなくない?
と思うと
納得できないわー。
克実かわいそう・・・あぅあぅ。
強く生きてってね(誰)


しかし
メフィストのHP初めて見ました。
ちょっと楽しいかも・・・。

目には見えない世界

なんとなく
もやもやするものがあるらしい。
あんまり自覚できないけど
きっとそうなんだろうな・・・。

選ぶ本の傾向があぶなくなってきて思う今日この頃。

またノンフィクションを借りて読んでる。
とは言っても
そんなに冊数が増えるわけでもなく
地元図書館で見つけるのは
あらかた読んだことあるものばっかりだったり・・・。
で。
またまた職場のほうの図書館で物色を始めてみる。

そして発見。
「香田証生さんはなぜ殺されたのか」下川裕治
このタイトルは
あんまり本文の内容を正確にまとめてはない感じがする。
どっちかってゆーと
香田さんはなぜイラクに行っちゃったのか、きっと理由があったはず、って感じ。
彼の足跡を辿りながら
彼が考えてたこととかを ちょっと想像してみる、的な。

あの頃
テレビのニュースとかでは
ほとんど 彼の行動を肯定的に捉える人はいなかった。
彼が殺される直前に人質に取られた3人に対して
自己責任、て言葉がものすごく突きつけられていて。
その後なのに・・・っていうのも 大きかったと思う。
だけど
何の考えもなしに
ただ
バカみたいにイラクに殺されに行ったわけじゃないはずで。
なんてゆーか
あたしの中で
どっか納得いかなくて悲しい部分があったんだよね、たぶん。
死んでしまった人は 謝罪も反論もできない。
それをいいことに
なんか みんなで責め立ててる気がしたんだと 思う。
この本の中でも
取材を申し込むと
断ったり 人目を避けるようにしてる人が 多くて。
触れて欲しくない、触れてはいけないことみたいに。
たった一度の判断で
彼は一気に悪者ってゆーか
現実にも 過去にも存在できない人になってしまって。
死ぬかもしれない、とは 思っていたと 思う。
けど
死にたくて 殺されたくて行ったわけじゃないのに・・・。
と あたしなんかは 単純に思ってしまうので。

そんな簡単に行ける場所でもないし。
だけど
結果的に彼は行くことを選んだ。
てゆーか
行かなきゃ どうにかなってしまいそうだったんだなって
この本を読んでて
ちょっと 腑に落ちた部分がある。


あと
「ネットカフェ難民と貧国ニッポン」水島宏明
を今読んでる。
読めば読むほど凹む・・・。
あたしはやっぱり恵まれてぬくぬく育ってるな、と思うし
人は何のために生きてるんだろ?とか思うし。



うまく言葉にできないけれど
死ぬかもしれないほど危ない場所に行かざるをえなかった香田さんとか
綱渡りのように毎日生きてる人とか
そーゆー人に比べて
あたしはなんて無駄に時間を過ごして
ちゃんと生きてないんだろうって
どっかで思うんだよね・・・。
こんな風に
たいした苦労でもないことを
嫌だなぁって思ったり
辛いなぁって思ったりしながら
毎日平和に暮らしてることを
アタリマエだと思ってる怖さってゆーか
脆さってゆーか
愚かさ、みたいな。

それはきっと
ずっとずっとあたしが抱えてるもので
働き出してからいっそうその思いは強くて
でも
普段は
それでも忙しいとか何とかで
気がまぎれて忘れてしまうときもあるんだけど
ふっと
時間ができると
そんなことを思って
遠いようですぐ身近にあるような世界に
目を向けなきゃいけない気になるんだろうな、って感じ。
本当は
何十、何百冊の
そんな本を読むより
一分でいいから
その人たちの世界に行って感じてみたいと
どこかで思ってるのかもしれない。
そしたら
もうちょっと
前向きに
きちんと
生きていけるような気がするから。
勝手な想像だけど。


勉強ができるとか
仕事ができるとか
そんなことより
苦しくても
必死に生きようとしてる
自分でちゃんと生きてる人のほうが
あたしは
キラキラ輝いてみえて
偉いなぁって 思うんだ。
ないものねだりで
とっても偉そうなことを言ってるのかもしれないけれど。



そこまで思ってて
ずっともやもやしてるのに
この場所から一歩踏み出そうとしない自分に対して
たぶん
一番もやもやして
変わらない限り
ずっと
こうやって 矛盾しながら生きてくんだろうな・・・。
自分に甘いな、あたし。

名前探しの放課後(上)(下)/辻村深月

namaejou.jpgnamaege.jpg







出版社 / 著者からの内容紹介
思い出してください、青春のせつなさを。
新・学園ミステリの傑作、ここに誕生!
「今から、俺たちの学年の生徒が一人、死ぬ。――自殺、するんだ」
「誰が、自殺なんて」
「それが――きちんと覚えてないんだ。自殺の詳細」
不可思議なタイムスリップで3ヵ月先から戻された依田いつかは、これから起こる"誰か"の自殺を止めるため、同級生の坂崎あすならと"放課後の名前探し"をはじめる――
――青春ミステリの金字塔。


昨日は図書館をはしご。
んで。
地元図書館にて発見★
いやー、ふらっと
こう 思いがけず読みたいものに出会うとうれしいねぇ。
ってことで
上下巻なのに・・・明日も仕事なのに・・・
とわかっていながら
やってしまいました、読破。

いや、ホントは上巻でやめておこうと思ってたの。
でもさー
どうにもこうにも続きが気になって気になって・・・
やっぱり 途中でやめるなんて無謀なことだと(苦笑)
眠たくなったらラッキーだな、と思いつつ結局・・・
泣きながら読み終わったのは2時ちかかったです。

でもでもでもー。
泣けたけど納得はしないよー。
明日絶対読み返す!!!
と思って今日また
納得いかない部分とか
あのときのあれって・・・と思った部分を流し読み。
やっぱりスッキリしない。
すべてうまくいきすぎな気がするし。
そこまでしたなら それはないんじゃない?とか。
それが
まぁ
時空を超えた人に言う言葉じゃないのかもしれないんですけど。
あと
今までの作品読んでないと意味わかんないじゃん~。
ていうところとか、ね。
あたしだって
読んではいるけど 持ってはないので。
あれのことだよなぁ、と思いつつも
確かめられないんだよー、うぐぐ。
伏線てゆーか
そーゆームフフなネタもいいんだけど
気づいた人、知ってる人は楽しめる、くらいにしてくれないかなぁ?
若干 キーポイントになる感じで絡めてあるところがちょっと・・・。
次の作品で前の作品のネタばらし、みたいな。
「子どもたちは夜と遊ぶ」が「ぼくのメジャースプーン」にいって
そんで、この作品に繋がってくる・・・のかな、たぶん。
(これはどーゆーこと?ってなって
 過去作品を読ませることが狙いなの?・笑)

でも
ホントに 下巻の最後の最後、
すべてが終わったように思わせてからのラストは
あれよあれよという感じに畳み掛けてきて
そこまでの、あの、途中でやめるにやめられないおもしろさとか
うん。
最後、読み終わるまではかなりの高評価です(笑)
いつも
伏線が張られていても真相にたどり着けずやられるので
今回もいろいろ考えてたのにさー
何、それ!!って。
いい意味の裏切り、ラストではあるけど
読み終わっていろいろ考えちゃうとなー。
フクザツ・・・。
とくに
辻村さんは心理描写とかうまいし
だから感情移入もしやすいので
より、裏切られた感を抱いてしまいます。
ま、彼女自身が作品の中でそう捉えてないから
別にあたしがイライラすることでもなんでもないんだけどー。


ふぁー・・・
でも久しぶりにガッツリ上下巻読んだから
満足だなー。

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