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*ひとりごと*
素直になれないあたしの ちょっとした 本音

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殺人現場を歩く/蜂巣敦著・山本真人写真

図書館で借りた本のストックがなくなって
仕方なく本屋をぷらぷらして出会いました。

一時期はこんな本ばっか読んでたけど
最近は あらかた借り終えてしまっていたので
また 新たな気持ちで文庫化されたものを
買ってみました。

90年代前後に起こった18の事件現場に行き
写真を撮り 現場の様子をつづったもの。

「東電OL殺人事件」とか
「綾瀬女子高生コンクリート詰め事件」
「世田谷一家殺害事件」など
一つ一つの事件それぞれのルポ本を読んだものじゃなくても
18の事件どれもこれもが
「あぁ そんなことあったな」って 思い出せるくらい記憶にあって
それは
たぶん 事件の特異性とか残虐性とか
一言で言えば衝撃を受けたものばっかりだったっていうことだと思うんだけど

今も その場所は ちゃんと 存在していて
(建物が取り壊されている等はあるけれど)
その場所で
そのときも 今も 生活している人がいて
事件が
解決していても未解決でも
きっと 忘れられない人は いて
でも
東京駅構内とか
渋谷の街中とか
池袋の雑踏の中とか
そんな
人が絶えず行き来する場所においては
事件そのものをイメージさせるものは
何一つ残っていなくて


事件の当事者でもなければ
忘れていくからこそ
生きていられるのかもしれないけれど
時には こうして 思い出すことも必要なのかなぁって
ちょっと 思ったりも する。


じゃなきゃ
痛くて
せつなくて
悲しくて


そんな事件ばっかり。
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