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*ひとりごと*
素直になれないあたしの ちょっとした 本音

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銃とチョコレート/乙一

蟻とチョコレート/ROUAGE がどうしても頭の中を流れるのですが(笑)
懐かしいなぁ、ROUAGE。
でもまったくもって関係ない本です。
ミステリーランドより 乙一様の銃とチョコレート。
ju.jpg







内容(「BOOK」データベースより)
少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた“GODIVA”の文字は泥棒の名前として国民に定着した。その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「“GODIVA”カードの裏には風車小屋の絵がえがかれている。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋が描かれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出したが…。


昨日の午前中 時間がないとわかっていながら
でもどうしても行きたかったので
近くのほうの図書館へ行きました。
小さいけれど けっこう 掘り出し物があったりする。
んで
案の定
大きいほうの図書館ではまったく見ることがなかったこの本に出会う。
もちろん借り。
でたときからずっと読みたかったもん。

ミステリーランドは子どもも楽しめるように
全部ルビがついています。
なおかつ ページの角が切り落とされているところが好き。
本自体はハードカバーで かたい角もちゃんとあるんだけどね(苦笑)

んーと。
今までの乙一様とはちょっと違う感じかなぁ?
ホラーともせつない系とも違う。
だからっていうわけじゃないけれど
なんか 登場人物の腹黒さとか 騙しがちょっと・・・。
あたしはあんまり好きじゃないかも。
うーーーー。
でも それも 結果オーライとゆーか
ちゃんと いろんなことが絡まりあっていて
どれもこれも 必要な要素なんだろうな、とは思うんですが。

自分の勝手なイメージの怪盗とかけはなれているからいけないのかも。

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ガラス張りの誘拐/歌野晶午

garasu.jpg








内容(「BOOK」データベースより)
「私は断じて愉快犯ではない」―世間を恐怖に陥れている連続婦女誘拐殺人事件。少女惨殺の模様を克明に記した犯行声明が新聞社に届けられた。ところが、家族や捜査陣の混乱をよそに、殺されたはずのその少女は無事戻り、犯人とされた男は自殺、事件は終結したかに思われた。しかし、事件はまだ終わっていなかった。捜査を担当している佐原刑事の娘が誘拐されたのだ!しかも、犯人は衆人環視のなかで身代金を運べと要求する…。犯人の目的はいったい何なのか?刑事たちを待ち受ける驚天動地の結末とは!?偉才が放つ奇想のミステリ。


歌野さんの名前っていつも どんな字か迷う(^^;)
「しょうご」って変換しても絶対出てこないし。

先週は 今更ながらデビュー作
「長い家の殺人」を読みました。
放浪探偵信濃さんが若いです(笑)
てゆーか 探偵じゃないし、みたいな?
なんか トリックが そんなわけないでしょ、ばれるっしょ、って思っていたもので
ちょっとがっかり。
うまくできるのかなぁ?って
思うあたしがいけないんですかねぇ???


そして今週はこれ。
・・・歌野さんがデビューしたのって1988年なのね。

この本が出たのが90年くらいだと思う。
だって ポケベルとか出てくるし(笑)
身代金受け渡しの条件が意味不明だし
最後まで飽きさせず 面白かったけど
その最後がちょっと納得できない感じ。
世間を騒がせて捜査を混乱させて
そんでもって 
自分の書いた犯行声明分を使って 
何を推理してるんすか、アナタ。
そーゆー人を・・・許せてしまうものなのかなぁ?
もちろん 動機は愉快犯とはぜんぜん違うけど
どーなんだ、それ。
自分にも落ち度があるし
一件落着したし
大切なことにも気づかせてくれたからいいってこと?
その辺がちょっと理解不能でした。
けど
そのくらい大々的に
仰々しくやらないと
人間変われないものなのかもしれないね。
多くの人に迷惑をかけたからこそ 身にしみることもあるのかもしれない。


だめだぁ~。
「葉桜~」に出会う前は
歌野さんの作品てもっと好きだったはずなのに
どうしても
「葉桜~」を超える衝撃がこないので
(デビューからそんなに時間経ってない作品に求めるなよ)
なんだか物足りなく感じてしまふ。
・・・も一回「葉桜~」読み返してみよっかな、むしろ(笑)

イン・ザ・プール/奥田英朗

in.jpg







内容(「BOOK」データベースより)
トンデモ精神科医伊良部登場!深夜のプールに忍び込みたいと思ったこと、ありませんか?水泳中毒、ケータイ中毒、持続勃起症…ヘンなビョーキの博覧会。新・爆笑小説。

「空中ブランコ」で直木賞を受賞した奥田さんです。
「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「「町長選挙」の3作が
この伊良部医師が出てくる作品のよう。

正直、直木賞をとったときに
なんか あんまりおもしろそうな内容に思えなくて
今までずっと読んでいなくて
今回 初めて奥田さんの作品を読みました。

そんな直木賞受賞作に続く(?)作品と思わず読んだんだけど
かなりおもしろかったです、伊良部医師。
やばい。
ということで ちゃんと このあとの2作も読もうと思いました。


なんか・・・
イメージが大学のときの教授なんだけど・・・(苦笑)
ほーふつとさせるものが あります。


ケータイ依存の男子高校生なんて
なんかちょっとわかるなぁ、って思うし
ストーカーに怯える自意識過剰なモデルとかも
そーゆーこともあるかもね、と思うし(どっちかってーと 友達側の意見のほうがわかるけど)
あとは
わけのわかんない水泳中毒なオジサンの症例とかも出てくるんだけど
どれもこれも
伊良部医師は 原因を探って しかるべき薬を出して・・・っていう感じじゃなくて
明らかに変でしょ?っていうことしかしないんだけど
何だか癒されてしまう雰囲気が あるらしい。
相手が苦しんでいることを「認める」っつーか
否定しないってゆーのは ある意味 大事なんだな、と 思った。


不思議な看護師のおねーさんも気になるわぁ~。 

俺が俺に殺されて/蒼井上鷹

昨日は朝から頭痛が酷くてつらかったです。
一番の原因は寝不足ではないかと思われるのだけど
そして 夜早めに寝てみたら今日はちょっとだけ良くなりました。
でも 何か 肩もこってるし いまいちだなぁー。
季節の変わり目(つってもいつまでも蒸し暑いなぁ)はいけません。

ところで
そんな寝不足の原因になったのがこの本です。
ore.jpg










蒼井さんはけっこうインパクトのあるタイトルの本が多い感じがする。
前にも1冊くらいは読んだことあるようなないような?
けど
あまり記憶にはありません。

今回は ただ何となく 手にとって
そうして読み始めたんだけど
何だか 謎が謎をよんで
話が二転三転する感じで
続きが気になって
結局最後まで読まざるを得ず
夜更かしになってしまったというわけ。

基本的には
殺された「俺」が殺した相手の体の中に乗り移ってしまって
どうして自分が殺されたのかっていう謎を追っていく感じなんだけど。
最後までなんだか釈然とせず 終わってしまいました。
殺した相手がまったく出てこないからなぁ。

でも
なんか 久しぶりに長編なのに途中で飽きず
一気に読ませられた作品でした。


そうそう
「このミス」見てたら読みたい本がいくつか見つかった。
よかった。
早く図書館に行きたいなぁー。

失踪HOLIDAY/乙一 



内容(「BOOK」データベースより)
14歳の冬休み、わたしはいなくなった―。大金持ちのひとり娘ナオはママハハとの大喧嘩のすえ、衝動的に家出!その失踪先は…となりの建物!!こっそりと家族の大騒ぎを監視していたナオだったが、事態は思わぬ方向に転がって…!?心からやすらげる場所を求める果敢で無敵な女の子の物語。その他うまく生きられない「僕」とやさしい幽霊の切ない一瞬、「しあわせは子猫のかたち」を収録。きみが抱える痛みに、そっと触れます。



表題は「失踪~」なんですが
やっぱり「しあわせは子猫のかたち」のほうがいい☆
「失はれる物語」にも入っているし 
もう何度も読んでいるんだけど
やっぱり・・・最後、雪村さんの手紙に号泣です
でも 不思議と心がほわーんとするお話。
大好き。


「失踪~」のほうは
若干途中で飽きがきました。
黒幕その1が誰かっていうのはわかったし・・・
でも ラストはちょっと意外だったかな、という感じで
読後感は良いです。
けど1回読めばもういいかな~(笑)

「しあわせ~」とか「失はれる物語」とかは
ふいに読みたくなるときがあるんだよー。
絶対泣けるから。
何か そーゆーのが読みたいときってあるじゃん?みたいな。


そうそう
その「失はれる~」に収録されている(よね、たしか)
「傷ーKIDS」が映画になるらしい。
小池徹平ですよ、みなさま(って誰に?)
あれは 小学生だから いい雰囲気なんじゃないの?と思えなくもないけど
まぁー
映像になれば ある程度のアレンジは仕方がないし 黙認。
とりあえず 様子見。
最近どんどん映像化されてるなぁー、乙一作品。
結局どれも見てないけど(ぇ)


乙一様が監督をした映画も
来週名古屋で1週間限定上映なのだ。
ちょっと見に行きたいかも・・・。
桜井亜美と乙一だよー?
気になる。




あと 本日またごっそり借りて
とりあえず「かまち」読んだ。
2~3年前かなぁ?
映画化されたときに出た本らしい。
あの映画は見た。
うん。
でも なんだか 妙に現代とリンクされていたので
あんまりピンとこなかった気もする。
まぁ あくまでも 山田かまちを知ってもらうための作品、て感じ?
なの・・・かな?(自信なし)

山田かまちは
あたしが華月くんに出会うずっと前に知ったんだけど
あの頃 子どもながらにすごい衝撃で
でも
やっぱり
あたしが惹かれるだけあって
華月くんとも 似たような雰囲気をもっていると 思う。
「17歳のポケット」っていう かまちの詩や絵をまとめた本に
なんと 辻仁成さんが文章を書いていて
初めてそれを読んだときもびっくりしたんだけど
今日の「かまち」にそれが再収録されていて
あぁーって感じ。
あたしは辻さんも大好きなので。
そんな辻さんに「これほど自分と似ている人に出会ったことがない」と言わせたかまち。
なんだよねぇ・・・
あたしが惹かれる人はやっぱり
みんな どことなく 似てる。


でも
華月くんもかまちさんも
10代で亡くなって
今は いなくて
こんなにエネルギッシュに
内面からあふれるものを表現して
それはまだ 未完成ってゆーか
発展途上ってゆーか
終わりなんて そんなにあっけなくくるはずじゃなかったのに、と思って
なんだか せつない。

こーゆー感性を持つ人が
どーゆーオトナになって
どんなものを生み出していくのかを
見ることができないのが 残念。


けど
辻さんみたいになってるってことかな?
似てるってことは そうなのかもしれないよね。

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