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*ひとりごと*
素直になれないあたしの ちょっとした 本音

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帰りたくない/河合香織

副題‐少女沖縄連れ去り事件

この事件は不思議なことが多くてよく覚えてる。
でも
本を読んで途中で事実を知ったときの衝撃ったら・・・
解説の角田さんの言うとおり
河合さんの文章構成力にやられた、て感じ。


でも
だからこそ余計に
なんで一緒に居続けたんだろうって
やっぱりどこかで 思う。
あたしはたぶん
それだけ恵まれて幸せなんだろう。
それほどまでに 居場所がなくなって
それでも
生きていくたくましさが、彼女にはあったんだな。
だけど
文庫化にあたり、新しく付け加えられたその後の彼女の様子は・・・
知ってしまったがゆえの、後味の悪さ。


にしても
弁護人の言葉じゃないけど
彼の言葉に「私でもついて行くかもしれない」と思ったりは する。
あぁー
そんなこと言ってくれちゃうんだ!って
本編最後のその言葉には 本当 そう思った。



だからさぁ・・・余計に分からなくなったりするんだよね、やっぱり。
自分の気持ちに自信がもてない。
あたしの望むときに 望む言葉をくれなかったってことが
どうしても
やっぱり
引っかかってて。
2回目のときは「もういらない」って 思ったの。
あたしがどれだけのことをしてあげただろうって
そんなことを考えるわけでもなくて
今なら
いろんなことに 目を向けることができるけど
もう
今更そんなこと言っても
・・・きっと ダメだ。

ずっと一緒にいるわけじゃなきゃ
許せる気もするの。
てゆーか
ずっとそうだった気もする。
今だけって思う方が
ずっとずっと 楽で
だから
見ないふりを してきた。
それは
深入りしないための 防衛なのかな。


めぐちゃんは
淋しくて
生きることに必死で
そして
子どもだったから
それでも
生きていけたのかな。



あたしは
すべてを投げ出しても
許しても
ついていくなんて
もう できなくて
だったら一人でいいって
強がった結果、この先どうしていくんだろう。
でも
あのとき
欲しい言葉をくれて
それで一時的に満たされてもきっと
どこかで同じことが起きるだろうなって
もういいかげん、分かってた気もする。
満たされるのは一瞬で。
そしていつも 不安になる。


あーーーー
沖縄行ったあとに読めばよかった(苦笑)
具体的に場所が書いてあったわけじゃないけど・・・
ちょっと 旅行中に思い出しちゃいそう。
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深追い/横山秀夫

お口直し本(何)

7つの短編小説なので
まさにあたし向け。
短いけど いいよねぇ・・・ドラマがあって。


とりあえず
「深追い」と「又聞き」の2つだけ読んだんだけど
あたしは「又聞き」の方が好き。
3つ目の「引き継ぎ」は 冒頭でなんかピンとこなかったから
そこでちょっと中断してみた。
飛ばして次行きそうな予感(ぇ)


短編集だと
アタリが1つでもあればいいかな、って思えるトコが好きかも。
なんか
飽きっぽくなったのかなぁー。
もともとそーゆー素質はあったと思うけど。
集中力が減った気が・・・

時間忘れるくらい没頭できる小説に 最近出会ってないのかもー。
長編、でも 軽めの選んでばっかだもん・・・

レンタルチルドレン/山田悠介

ドアDと一緒に借りたのだけど
こっちから読んでみた。

それにしても
ドアDから読んでたら
こっち読まなかったかも(笑)
淡々としすぎた挙句、その終わりはないでしょ。
最後のどんでん返しを期待して我慢して読み進めたのに(苦笑)
でもなー コミカライズされてたりするんだよねぇ。
ふしぎ。
amazonレビュー読むと本当に笑えるくらい評価低い。
けど
仕方ないなぁと思う1冊。

に比べて レンタルチルドレンはもう少し中身があって
あたしは割と好きかな、と思いましたです、ハイ。
ちょっとほろり系な気になりつつ・・・
でも
やっぱ 乙一氏くらい徹底してほしい。
(新刊出ないかなぁ・・・むずむず)

なんだろう
目指すところはパニック映画とか そーゆー系なのかなぁ。
だったら 小説じゃなくてもいいんじゃない?と思わなくもないんですけど。
でも
超売れてるんだよね、この人。
それだけ冊数も書いてるわけで。
まぁ
考えずに読めるのは、アリかなぁ。

そんなわけで
お口直し(?)に借りてた他の本も読みました。

うさぎ幻化行/北森鴻

usagi.jpg









内容(「BOOK」データベースより)

突然この世を去ってしまった、義兄・最上圭一。優秀な音響技術者だった彼は、「うさぎ」に不思議な“音のメッセージ”を遺していた。圭一から「うさぎ」と呼ばれ、可愛がられたリツ子は、早速メッセージを聞いてみることに。環境庁が選定した、日本の音風景百選を録音したものと思われるが、どこかひっかかる。謎を抱えながら、録音されたと思しき音源を訪ね歩くうちに、「うさぎ」は音風景の奇妙な矛盾に気づく―。音風景を巡る謎を、旅情豊かに描く連作長編著者からの最後の贈りもの。



昨日図書館行って借りてきた。
夜遅くから読み始めたら 止まんなくなって
結局寝たの2時くらいになっちゃった(苦笑)

北森さんの最後の完成作、てことだったので
なんか
ちょっと特別な思いもあったんだけど
・・・あれ?
未完の作品てこれじゃないよね?
て 
若干思ってしまいました。
調べたらやっぱ 違ってたんだけど。


んー
連作長編なので
いろいろ絡み合って謎が解けていく感はあるんだけど・・・
意外性、もないわけじゃないんだけど
なんとなく もやっと感。
眠たくないけど明日仕事なんだから早く寝なきゃ~て思って
あたしがすっ飛ばして読みすぎたかなぁ・・・と
今日改めて最後のトコ読み返してみたけど
やっぱり「?」がついてしまいました。
こういう終わり方は キライじゃないけどさぁ。
ぼかされるには もうちょっと情報とか
共感できる部分が欲しかったのかもしれない。



とりあえず
一読者からすると
「突然この世を去ってしまった」のは北森さんの方だから。
なんだろうね。
このタイトルとか装丁とか
やっぱ せつなく感じるです。
 
そして
文中の「生きているのは、死ぬまでの暇つぶし」っていうのは
本当は 突然でもなんでもなくて
体調がずっと悪かった北森さんの心情だったのかなぁって
なんか
いろいろ
考えてしまったりもして。




誰だって
いつか
死んじゃうんだけど
そのいつかは いつなのかは 分からなくて
あたしだって
いついなくなってもいいって思いながら
もう10年以上生きてて
何にも成長しないし
この後どのくらい惰性で生きてたらいいんだろうって考えたら
気が遠くなる。



だけど
「生きたくても生きられない人がいる」のは
あの頃から
分かってるから・・・
だから
願うのは
ただ
その日が早く
できるだけ
穏やかに来ること。



息苦しくて仕方なくても
ココから出ていく勇気なんてなくて
言えない言葉をいくつ飲み込んだら
自分のことも ごまかせるんだろう。

黒木昭雄さん

今日の午後 黒木さんの番組がやってた。

どうせなら最初から見たかったのに・・・
のん気にパン焼いてたら半分くらい見逃した(涙)
でも
事件を追う経緯とか
事件の詳細とかは別に分かってたから
途中からでも見ることできてよかった。

本もいっぱい読んで
黒木さんの活動を知ってたから
自殺のニュースを聞いたときは
信じられなくて
ブログで息子さんの文章を見ても
やっぱり 消されたとか 殺されたとか
みんなが思い浮かべるそーゆー方が納得できる気がしてた。

でも
今日番組見てたら
そうじゃなかったんだなって
すごく すごく 実感した。
死を選んだのは
間違いなく 黒木さんだったってこと。
でもそれは 一般的な自殺とは
やっぱり 違う気がする。


すべてをかけて追いかけた事件。
訴えたかったことは
ことごとく 権力につぶされて
そして
この震災で
どうしようもないくらい
うやむやにされてしまうんじゃないかと思ったけど
こうやって
今 取り上げられて
少しは・・・報われているのかな。


黒木さんの思いが 分かってしまったから
なんか
余計に辛かった。
いろんな手を尽くしたのに
どれも
思うような結果に繋がらなくて
・・・どうしようもなかったのかな。


どうして
伝わらなかったんだろう。
組織にいるから?
そんな組織にいる意味なんて あるのかな?
正義って何?
良心て何?
自分から抜けられないなら
いつか そのときがきたら
どれだけ時間が経ってもいいから
忘れないで
本当のことを 明らかに してほしい。

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