[216] [215] [214] [213] [212] [211] [210] [209] [208] [205] [207]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
内容(「BOOK」データベースより)
友人の作家・有栖川有栖と休養に出かけた臨床犯罪学者の火村英生は、手違いから目的地とは違う島に連れて来られてしまう。通称・烏島と呼ばれるそこは、その名の通り、数多の烏が乱舞する絶海の孤島だった。俗世との接触を絶って隠遁する作家。謎のIT長者をはじめ、次々と集まり来る人々。奇怪な殺人事件。精緻なロジックの導き出す、エレガントかつアクロバティックな結末。ミステリの醍醐味と喜びを詰め込んだ、最新長編。
昨日 1時くらいまでがんばって読み進めてたんだけど
睡魔には勝てず(よかった、一時期不眠になりそうだったけど 気のせいだった・笑)
でも 半分以上は読みました。
で。
今朝も 午前中の休みを利用して
何とか出かけるまでに読み終えることに成功。
ちょっと 最後 時間との勝負だったけれど
でも こんな中途半端なところでは出かけることはできないわ、と(苦笑)
大事な謎解き部分を ぐわーっと 流し読み(ぇ)
ただ
がんばった割りに
なんとなく
自分の期待も大きかったんだとは思うんだけど
・・・いまいち 満足できなかったなぁー。
理由その1
設定に共感できなかった。
事件の背景に何があるのよ?っていうくらい 秘密が秘密のまま進んでいくんだけど
えぇぇー?そんなこと?って・・・思ってしまいました。
倫理観の問題かもしれないけれど。
人が2人も殺されているのに そんな、ひた隠しにすることか?つーか。
あの連帯感がよくわからなかった。
理由その2
カリスマ(?)作家とカリスマ実業家のキャラが もうひとつ ぱっとしなかった。
静かな人なんだけど
静かだからゆえの威厳とか 風格とか そーゆーのが あんまり伝わってこなかった。
小説家、つーか 詩人だっけ?
あとは 実業家の掲げる理想にも共感しかねたけれど
なんか 濃いキャラのくせに 意外とすぐ死んでるし・・・
登場が派手だっただけに なんか 尻つぼみな感じ。
理由その3
火村助教授がかわいそう(笑)
なんだろうなぁー。
きっと あまりにも 虐げられているのに
けなげに 徹夜してまでがんばっているっていう・・
その不憫さと 扱いに 不満です、ワタクシ。
つーか
何?
最初から疲れてるっていう設定だし。
無邪気に(いや、子守役を押し付けられつつ)キャッチボールする以外 彼が救われた場面てあるのか?
推理も静か~に進んだような気がするんだよねぇ。
もちろん 謎解き部分は 十分読み応えアリなんだけど。
そうなんだよね・・・
烏の不気味さ、
烏島の静かさと
長編ゆえの時間の流れと(実際は3日くらいのできごとなんだけど)
なんか
こう
すべてがゆっくり、ゆったり・・・
じわじわ?
て感じ。
取り扱っているテーマがテーマだけに
全体的に重たく感じたのかなぁ?
あと
あたし自身 やっぱり 長編が読めなくなってきてる・・・
悲しいわ。
次は~
もうちょっと 助教授をかっこよく活躍させてあげてください!!
生き生きしてなかったんだもん、今回・・・。
アリスとのやりとりも なんだか 力ない感じで。
「英国庭園の謎」収録の「ジャバウォッキー」とか
かなり好きなんだけどな、あたし(めちゃ短編やん!)
あのテンポと アリスと助教授のやりとりと。
PR
Comment
Trackback
TrackbackURL
カレンダー
カテゴリー
最新記事
プロフィール
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析