忍者ブログ
*ひとりごと*
素直になれないあたしの ちょっとした 本音

[87] [86] [85] [84] [83] [82] [81] [80] [79] [78] [77

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

青葉の頃は終わった/近藤史恵

この方の本は初めて読みました。
というか 著者すら初めて知りました、って感じですが。

内容(「BOOK」データベースより)
「ねえ、知ってる?瞳子が死んだんだって」瞳子は孤高の存在で、ガラス細工の天使のようだった。繊細で儚げで、他人を魅了する少女に見えた。彼女のことが、可愛らしくて、愛おしくて、腹立たしくて、憎らしくてたまらなかった。死後に届いたハガキには「私のことを殺さないで」とあった―。彼女の不在と、ぼくたちの季節の終焉。ほろ苦い青春ミステリー。

2週間ぶりの図書館をふらふらしていたら目につきました。
何か 読んだら堕ちそうだなーとか思いつつも
読まずにはいられなくなって 借りてしまいました。

↑のデータベースの文章は本の裏表紙にも書いてあって
それだけだと もっと年齢が低い、19とかそんなくらいの人たちなのかなーと思ったのに
意外と年齢いっててちょっとビックリ。
大学卒業して5年・・・とか?

たぶん
瞳子の感性とかが 年齢の低さを感じさせるのかなぁって思ったけど。
それはそっくりそのまま自分に返ってくる感じで痛かったです。
でもやっぱりどこか羨ましくも思うんだよね。

瞳子が死んだ理由を残された仲間があれこれ探るわけなんだけど
その中の一人が「大人になりたくなかったんじゃないか」って言うわけ。
「みんなどうして分別くさくなっていくの」って 生前彼女が言っていたから。
分別がついたり落ち着いたり
大人になるにつれて受け入れていかなければいけないものとかいっぱいあって
そーゆーの。
大人になることが 怖かった。
年齢と中身とのギャップが耐えられなかった。
自分を守りたかった。

だからって死んでいける彼女がすごくあたしは羨ましい。
でも
自分を守れなくなるほど生きているのが辛かったっていうことなのかなぁ?
なんだかんだ言って生きてるあたしはやっぱり
ただ 時々現実から目を背けたいだけの弱い人なのかな・・・。

綺麗なものを綺麗だと感動したり
誰かの好意を「ありがとう」と素直に喜んだり
・・・そーゆーコドモみたいな素直さもなく
自分を捨ててまで周囲と折り合いをつけられるようなオトナにもなりきれない
中途半端なあたしは
このままどこに行くんだろう。


学生の頃みたく ずっとそんなことばっかり考えてるわけじゃない。
あなたのことを思い出して泣くこともない。
だけどやっぱり
あたしは変わらない。
あなたはいないのに・・なんであたしは生きてるんだろう。

コドモのココロを持ったオトナになりたいって 言ったのに。
・・・なんで オトナになる前に いなくなってしまったんだろう。
あたしは誰に導いて行ってもらえばいいんだろう。
正しいのか間違ってるのかわからない。
わからない。
あのまっすぐな瞳を見てたら
あたしはそれで幸せだったのに。
同じように年齢を重ねてくれなきゃ届かないものも あるよ。
19歳のあなたじゃダメなの。
25歳のあなたは 何を思うの?
何を正しいと思うの?
なくなってしまった6年間で
どんなことを経験してどんなことを考えてどんな答えを見つけてた・・・?

今年ももうすぐ終わるのに。
また一つ年齢を重ねていかなければいけないのに。
なんか
そんなことをいろいろ考えて
胸が痛かった。

全然本の感想でもないんだけど、さ。

PR

Comment

お名前

タイトル

メールアドレス

URL

パスワード

コメントVodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

文字色


Trackback

TrackbackURL

<くつしたをかくせ!/乙一  Home  人事異動>

カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
プロフィール
HN:
ゆきの
HP:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析

忍者ブログ [PR]

TemplateDesign by 比呂有希|ススメ::342blog