ねがい

できることなら、消えたかった。
体も、みんなの記憶も、
あたしに関することが　すべて　なくなるなら。


自分で自分を殺しても
体も　あたしが生きてたことも
なくなりはしないから。
勝手に死んだあたしの体を、
洋服や、本や、大量の持ち物を
誰が処理してくれるの？
身辺処理してから死ねばいいって
それは
思うほど　カンタンじゃ　なくて。


だったら
せめて
誰かに殺してほしいと　思ってたときも　あった。
死にたくて　死んだわけじゃない。
だから
後の処理は　申し訳ないけど、よろしくね、って。
どこまで自分がかわいくて
自分を守ろうとするんだろうって
あきれるけど。
毎日
事故や事件のニュースを知っては
どうしてあたしじゃないんだろうって　思ってた。


でも
いざ
身に危険がせまると
やっぱり
死ぬなんて　カンタンなことじゃ　なくて。


痛いのも　怖いのも　苦手なあたしは
きっと
どうしても
生きのびたくなるんだろう。


でも
どこかで、、、
こんな風にして
消えるんじゃないかなって
・・・予感？


死ぬ瞬間
「あぁ、やっぱり」って　思うのかもしれない。


生きたくても生きられない人がいる。

誰よりも生きたかった人の　その言葉は
何年経っても　重たくて
でも・・さ。
生きたくても生きられないのって
何も
事故や病気で死ぬ人ばかりじゃない。
自分で自分を殺めること
年間3万人ともいわれる人たちだって
生きたくても生きられないから
どうしようもなくなって
選んでしまったんだと　
なんかね
最近　そう　思うんだ。



記憶が途切れる最期の瞬間
何を想うかが知りたくて
消えたかった頃が　あった。
あのときは
自分の本当の気持ちを確かめたかったからで
それは
自分の中に漠然とした答えのようなものが　あったからで
でも
今は
自分が何を想うかが　全然わからないの。
見えないの。
だから
消えることも　あまり　思いつかなくて
あんなに思い描いてた
死っていうものが
怖かったり　する。

あたしは
あと
どのくらい　
生きるんだろ？

 

やっぱりね
考え方が少しずつ丸くなって
「絶対したくない」ものが
少しずつ「しなきゃいけない」ものに変わってきた今でも
根本的なところは変わらなくて。
生きることにつまづいてるあたしは
まだまだ・・・


もうしばらく
落ち着くまでは
なんか　
いろいろ
余計なこと考えそうだなぁ、、、はぁっ。



楽しいこと考えなきゃーーー。
ほら、明後日はお休みですょ。
お天気悪そうだから
おうちで
こないだのパン作りの復習でもしよっかなーー。
雨の日だとまた湿気とかでちょっと変わるのかな・・・どきどき。