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内容(「BOOK」データベースより)
美しく爛れた人生には、退屈しかない。建設的で生産的な人生をいかに歩むかと考えたり努力したり自己を鼓舞したりするようなことは、働かないと食べてゆけない人たちがすること。―官能から始まった純愛、倒錯した被虐趣味、すれ違った片思い、南の島での三日間の邪淫。それすらも退屈しのぎ。硬質な筆致で描く、スノビッシュな階級小説。
4つの短編からなる本なんだけど
それぞれの最後の文が次の作品の冒頭の文になって
4作全部が連なっているおもしろい構成。
一つ一つは独立した物語だからどこから読んでも別に楽しめるんだけど。
でも
同じ人が違う立場で
主役だったり脇役だったりしながら登場して
更に
「藤沢さん」ていう同じ名前の別人がいっぱい出てくる(笑)
そういう意味でも(?)連なった物語って感じ。
なんか
登場人物とその繋がりを把握しようと思うとかなり疲れましたけれども(苦笑)
でもおもしろかった。
自分と違う世界の話だから、かなぁ?
「階級小説」って何?とか思いつつ
お金持ちの方々がよく出てくるお話でした、ハイ。
でもって
同性愛とかSMっぽいのとか
なんか
それでも結婚して家庭てゆーか家柄を守って
大変だなぁとか思ったり(笑)
最初の「反行カノン」と
3番目の「三幕アリア」が好きかなぁ。
好きなのに別れる その別れ方とか
憧れの人に振られる振られ方(てゆーかむしろ振り方)とか
なんか
胸がきゅーんて感じです。
「三幕アリア」の藤沢さんかっこよすぎです・・・。
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